1度は食べたいパイナップルの王様 ゴールドバレル

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マリンナビ沖縄

パイナップルの収穫量日本一の沖縄県。日本産のパイナップルは殆ど沖縄県産と言われているほど、盛んに栽培されています。

その中で、ぜひ食べて欲しいパイナップルが、ゴールドバレルと呼ばれる品種です。

甘くて芯まで食べれるゴールドバレル

沖縄のパイナップルには、在来種パイン、ゴールドバレル、ピーチパイン、スナックパイン、サマーゴールド、サンドルチェ、ハニーブライト、ゆがふ、ナツヒメ、ジュリオスターなどの沢山の品種があります。

パイナップルは、美味しいけど食べすぎると口の中が痛くなるというイメージがあります。口内を荒らす原因は、未熟なパイナップルに含まれる「シュウ酸カルシウム」という針状の成分や、タンパク質を溶かす「ブロメライン」です。

この成分はパイナップルが未熟な状態であった場合で、口の中が痛くなったり、痺れたりする度合が強くなります。これを防ぐ唯一の方法は、しっかりと熟したパイナップルを食べるという事なのですが、中には熟した状態のパイナップルを食べても口内が痛くなる方もいます。

しかし、ゴールドバレルは口内が痛くなることはなく、甘くて芯までも食べれるパイナップルなのです。1人で1個食べれそうです。

ゴールドバレルはパイナップルの王様

ゴールドバレルは、パイナップルの王様と呼ばれるほどの美味しいパイナップルで、食べれるのは6月中旬から1か月ほどしかありません。

ゴールドバレルをお土産で買って帰ると、「こんな甘くて美味しいパイナップルは初めて食べた。」と、皆さんが言ってくれます。

この時期に沖縄に行くのであれば、ぜひゴールドバレルを食べてみましょう。

ゴールドバレルの食べごろ

ゴールドバレルを買うなら許田の道の駅がおすすめです。それはマンゴーと同様にその年の出来が良い畑のものを仕入れているからです。また許田の道の駅では、切ってあるゴールドバレルが売られているので、その場で食べられます。

ゴールドバレルの食べごろは、追熟し全体が黄色くなって甘い匂いが強くなった時。家に帰ってから食べるのであれば、まだ青いものを選び追熟しましょう。

ホテルの朝市などでもゴールドバレルを見かけますが、黄色くすでに食べごろのものが売られているので日持ちがしません。

余談ですが、ホテルの朝市でゴールドバレルを買って、「パイナップルを食べたいのでナイフを貸して下さい」と言うと断られましたが、「食べたいので切ってください」と頼むと快くカットしてお皿に盛りつけてくれました。ホテルはナイフを貸してくれないのですね。

パイナップルの王様は、値段も王様なのですが、ぜひ食べて頂きたいおすすめのパイナップルです。

ゴールドバレルの詳細

ゴールドバレルは、果肉が濃い黄色をしており、形状が樽のような形をしている事から「金=ゴールド、樽=バレル」と名付けられました。

希少種である「クリームパイン」と、「McGregor ST-1」という品種を掛け合わせたパインで、酸味が少なく糖度が高い、歯にかかるような繊維が少ないといった特徴があります。また他のパインよりも実が大きめです。

  • 正式名称:ゴールドバレル
  • 別名:タダオゴールド
  • 大きさ(重さ):約1.5㎏~2㎏
  • 味:甘さが強く、酸味が少ない
  • 収穫時期:6月中旬から7月頃
  • 特徴:希少種「クリームパイン」の掛け合わせ

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