恵比須神社は小高い丘の上にありますが、昔は島だったそうです。急な坂を上がると左に赤い大きな鳥居があり、階段下には一対の石獅子が置かれています。階段を上がり左に曲がると正面に小さな拝殿があります。
恵比須神社とありますが、御祭神は天照大神です。他に混比羅大明神、大國大明神、恵比寿大明神、天風龍大神の石碑があります。
恵比須神社は、沖宮の兼務社で沖宮の先代宮司によって創建されたそうです。
天風龍大御神の御嶽
恵比須神社の拝殿の右横を通ると恵比須神社の裏側にある岩山に行けます。岩山には多くの石碑と拝所が点在します。
まず天風龍大御神の御嶽です。天風龍大御神(あまふうりゅうおおかみ)は、琉球神道の3兄弟の長男で子の干支の龍神です。
大國大明神、混比羅大明神、恵比須大明神
大國大明神、混比羅大明神、恵比須大明神の石碑があります。
地頭火神
火の神も祀られています。
恵比須神社の長老
沖縄には、天・地・底を守っていると言われる3人の長老様がおられます。この恵比寿神社の長老は地を護っています。天を守っている御天長老(うてぃんちょうろう)は、黄金の森(くがにむい)におられます。底を守っている龍宮長老の像は残っていません。
恵比須神社の裏口
恵比須神社の裏の岩山付近には階段があり、御嶽に直接登れるようになっています。
琉球王府時代の処刑場跡
恵比須神社の鳥居を右に進むと琉球王府時代の処刑場跡があります。恵比須神社と琉球王府時代の処刑場跡の関係はないそうです。
この恵比須神社の本殿下にある安謝の処刑場は、琉球王府が公認した刑場で、1734年に和文学者の平敷屋朝敏(へしきやちょうびん・1700~1734年)が処刑された場所だといわれます。
コメント