琉球八社⛩ 沖宮がある奥武山に点在するパワースポット

この記事は約4分で読めます。
マリンナビ沖縄
沖宮

沖宮が鎮座する奥武山は、那覇空港から車ですぐ近くの場所です。奥武山には、東の山「黄金森(くがにむい)」、中の山「日護森(ひごぬむい)」、西の山「銀森(なんじゃむい)」と呼ばれる3山があり、パワースポットが点在しています。

琉球八社の沖宮や天燈山御嶽などは東の山に位置します。

琉球八社 沖宮

沖宮

創建当初は三重城に向かう途中の海中道路上にあり、沖宮と臨海寺(沖宮の神宮寺)が隣接していましたが、那覇港整備のため明治41年、沖宮は那覇市安里、臨海寺は那覇市住吉町にそれぞれ移転しました。那覇港の近くには沖宮拝所跡が存在しています。当初は沖山権現と呼ばれており、御祭神は、天受久女龍宮王御神、天龍大御神、天久臣乙女王御神と琉球八社時代の権現三神です。

沖宮拝所跡
沖宮拝所跡

昭和10年に国宝に指定されましたが、先の大戦で消失、戦後は昭和36年に通堂町に仮遷座、昭和50年より現在の那覇市奥武山に遷座しました。天燈山一帯が境内となっており、本殿・拝殿のほか御嶽や末社を合わせて参拝できます。

沖宮境内
沖宮境内案内

住吉神社

住吉神社
住吉神社

沖宮の本殿に参った後は住吉神社にお参りしました。

神社の前には、混比羅大明神、大国大明神、恵比須大明神の石碑があります。

子 天風龍大神
丑 天火龍大神
寅 天水龍大神

八坂神社

八坂神社
八坂神社

八坂神社には神世12子の龍神、卯・巳・午・未・申・酉・戌・亥の8神が祀られています。

卯 辨天負しろの大神
巳 辨天負久知姫神
午 辨天負泰彦大神
未 仁天屋しろの大神
申 仁天屋船ひ久姫神
酉 仁天屋船久久姫神
戌 来天皇久能知大神
亥 来天皇明久ひ姫神

弁財天

弁財天
弁財天

弁財天には神世12子の龍神、辰の神が祀られています。

辰 辨天負百津姫神

天燈山御嶽

天燈山御嶽
天燈山御嶽入口

天燈山御嶽は、沖宮が鎮座する奥武山の頂上にあるパワースポットです。

沖宮から天燈山の山頂を目指して登って行きます。

マリンナビ沖縄
天燈山御嶽

天燈山御嶽には、天受久女龍宮王(天照大御神)、底臣幸乙女王の石碑が建立されています。真ん中の石碑には「空地水」の文字、その横の石碑には年次と「南無阿弥陀仏」が書かれています。

天燈山御嶽
1年前の天燈山御嶽

1年前にも沖宮へ参りましたが、なにか様子が変わっていました。
天燈山御嶽 に着くと同時に「何かが違う!」と家族に言いましたが、「何も!?」と反応せず、帰って1年前の写真を見ると、天受久男龍大御神(須佐之男・御先男天神代)の石碑が増えていました。

筆の碑
天照皇大神
包丁司
琉球・沖縄・うるま世界平和之島碑

御嶽から少し下がった左右の道には、筆の碑、琉球・沖縄・うるま世界平和之島碑、八幡大神、天照皇大神、春日大神石碑、包丁司碑などが点在します。

阿母東繁座那志
来天皇久能知大神

また天燈山御嶽からプール側に降りた所には、阿母東繁座那志の石碑や、神世12子の来天皇久能知大神(戌の神)の石碑があります。

天主大御神(うてんうやがなしい)の御嶽

天主大御神
天主大御神

沖宮の駐車場への道をすこし上がった左側に中の山(日護森)に登れる階段があります。ちょうどプールを挟んだ向かいの山です。

奥武山の中の山「日護森(ひごぬむい)」には天主大御神が祀られています。とても存在感のある御嶽です。地上に太陽の光を照らし、万物の者を授けて下さる守御神、光の神様でもあります。最初の世界と最初の人を創り、天と地を統一し琉球(沖縄)を創造した神様とされています。

宇天良長老(うてぃんちょうろう)龍宮金宮観音

宇天良長老
宇天良長老

天主大御神の左を見ると、ユタに帳簿を見せると言われる宇天良長老が祀られています。

沖縄では天・地・底を守っていると言われる3人の長老様がおられます。宇天良長老(うてぃんちょうろう)は天を守っています。宇天良長老は、全ての人の歴史や未来を記した巻物を持っていると言われています。

世持神社

世持神社
世持神社

奥武山の西の山「銀森(なんじゃむい)」には世持神社があります。世持神社の社殿は奥武山、神体は波上宮に分かれています。年に一度、波上宮(なみのうえぐう)に祀っている御神体をここに戻し、
波上宮の宮司によって祭祀が行われているとのことです。

波上宮には、戦争により同じような境遇である浮島神社と共に仮社殿が置かれています。

奥武山はとても気持ち良くて落ち着きます。多くの神社や御嶽があるので、ゆっくりと廻りたいパワースポットです。

コメント