美ら海水族館近くにある備瀬集落には、「フクギ並木通り」と呼ばれる通りがあります。そして備瀬集落の終端の「備瀬崎」の目の前の島「みぃ島」には、「備瀬龍宮」が祀られています。
備瀬集落は沖縄本部半島の先端に位置するため、台風などから集落を守る防風林としてフクギが植えられています。フクギは、オトギリソウ科の木でフィリピン原産の常緑広葉樹です。県内には、約500年ほど前に東南アジアから移植され、防風林として沖縄各地の集落を風や潮などから守ってきました。
フクギ並木
集落の中央を縦断する道はメインストリートで、車が1台通れる広めの道です。
備瀬のフクギ並木を楽しめるのは何本もある側道の方でしょう。細まった道に覆いかぶさるようにフクギが並びます。自転車のレンタルもあるようなので、散歩やサイクリングでフクギ並木を散策してみましょう。
備瀬神アサギ
備瀬集落の真ん中ほどに、「備瀬神アサギ」があります。ここは集落の神祭りを行う小屋です。
神アサギのある村を「古層の村」と呼び、古琉球の時代から(17世紀以前)からあった村と考えられています。かつては茅葺き屋根で軒の低い建物でしたが、現在は瓦葺きやコンクリートになっています。明治三十六年以前に創設されたムラは神アサギを設け、神人を置き祭祀を行わなければなりませんでした。
備瀬崎
備瀬集落の果てには備瀬崎があります。備瀬崎にはビーチもあり、家族でスノーケリングを楽しめる有名なポイントです。海辺に民宿や海の家があり、駐車場やシャワー、トイレも完備されています。
ビーチといっても幅約80m、奥行き約30mの狭い範囲に白い砂浜と潮だまりがある場所です。
備瀬龍宮
備瀬崎には備瀬龍宮へ渡らなくても拝める拝所があります。備瀬龍宮は写真左奥に見える灯台付近にあり、引き潮のときだけ向かいの島、「みぃ島」へと渡れます。
「みぃ島」の灯台付近を拡大してみました。真ん中奥に「大きな龍座」が見えます。
備瀬龍宮は、沖縄本島の「西7ヵ所にある卸先世の竜宮」のひとつで、強力なパワースポットです。
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