沖縄は龍神を祀ってあるパワースポットが沢山あります。今回ふと行かなければいけないと思いたった沖縄の観光「龍神パワースポット巡りの旅」。
まさか初めに立ち寄った沖縄 伊計島で神人(カミンチュ)に出会い、龍神パワースポット巡りの目的を知ることになろうとは思ってもいませんでした。
沖縄の離島を、伊計島(いけい)、宮城島(みやぎ)、そして浜比嘉島(はまひが)の順番に観光スポットとパワースポットを経由しながら巡ってゆきます。
沖縄本土と繋がる海中道路を通って離島に渡る
沖縄うるま市には車で気軽に行ける離島が4島あります。昔は離島でしたが、既に海中道路で沖縄本島と繋がっています。
その名の通り海の中を通る海中道路は風が吹いてとても気持ちがいいです。海中道路を通って離島に渡る中間地点には、海の駅あやはし館があります。
海の駅あやはし館は、レストランやおみやげ屋さんがあるだけでなく、海岸に降りることや、海中道路を見渡せる展望台にも行けるので、ぜひ立ち寄りたい観光スポットです。
伊計島の観光スポット
初めに向かったのは一番遠い離島の伊計島です。
伊計島で目指すポイントは、伊計島亀岩龍宮神、地頭火ヌ神になります。
伊計島亀岩龍宮神
まず、龍宮神と名が付く伊計島の亀岩龍宮神に向かいました。
残念なことに、亀岩龍宮神に渡る橋が壊れており、随分前から渡れないようです。亀岩龍宮神からはパワーを感じられませんでした。龍神様はもういないようです。
亀岩龍宮神の所からの景色は良いです。海の水はとても透き通っています。
亀岩龍宮神のすぐ近くには、ウスメーハーメ―とイツクマの浜 石獅子があります。
ウスメーハーメ―
ウスメーハーメーと呼ばれている2体の魔除け石があります。
沖縄語でウスメーはお爺さん、ハーメーはお婆さんのことらしいです。
イツクマの浜 石獅子
ウスメーハーメ―、イツクマの浜 石獅子でもパワーは感じません。
気をとり直して次の目的地、地頭火ヌ神に向かって集落の狭い道を入って行きます。
伊計島の最強パワースポット
地頭火ヌ神
掟殿内はヌンドゥンチよりも古くからあると言われ、ウッチガミを祀る家です。神アシャギは「トゥンチマー」とも呼ばれ、伝統行事の拝みの際、海から訪れた神をこの場所で村の神女たちがもてなします。この場所は地頭火ヌ神などがあることから島の中心地であったと考えられます。
伊計島の守り神は「火の神」、案内板の奥に見えるのは神アシャギです。神アシャギは集落の祭祀を行う広場のことです。
ガジュマルの根元に「地頭火神」と刻まれた石碑があり拝所になっています。
伊計神社と伊計権現堂
地頭火ヌ神の敷地内には、伊計権現堂と伊計神社がありますが、こちらは普段は人がいないようです。
伊計権現堂には、伊計島由来のすべての神様が祀ってあり、最高にパワーが強すぎて近づくと体調が悪くなる人が多いといいます。
今日はラッキーなことに、伊計権現堂が開いており地元の方が2人集まってお話をしていました。
伊計島 神人との出会い
地頭火ヌ神の前に車を止めて、「ちょっと写真撮ってくるから」と、息子と旦那は車で待機です。
伊計権現堂で、
こんにちは。すみません、お堂の写真を撮らせて下さい。
とお願いすると、
いいですよ。
と快く返事をいただきました。
そしていろいろ写真を撮っていると、年が近そうなやさしそうなおばさんが、
あなた不思議な人だね、ふらっと入ってきたけど体調は平気ね?よく宗教のお偉いさんだという人が来るけど、ここはパワーが強すぎて伊計権現堂に入れないばかりか近寄れないという人がいっぱいいるさ。
ええ大丈夫です。何となく中を見てたら写真を撮りたいなぁと思って。
ああ、あなたは見える人だね。ここに来る前に亀岩龍宮神に行ってきたね。あそこにはもう何もないさ。私は、あなたがここに来るのを待ってたよ。
と言います。
おばさんは私のことを誰かと勘違いしているのかな?
あなた巳年ね。今日は旧暦で彼岸の日。あなたが今日来るのは神様から聞いていたさ。だからここで待ってた。普段はここに人はいないからね。
巳年ですが。。
まあ、そこに座りなさい。
そして、おばさんは神人であることや、琉球時代に使えていた神人のおばあさんの話などをして下さいました。
頭に疑問が浮かんだ言葉を口に出すまでもなく、おばさんが速攻で答えてくれる不思議な会話。
すべてのことが見透かされている。
これが神人の力なのでしょうか。
凄すぎます。
龍の子現れる
今日ね、あなたは伊計島に呼ばれて来たさ。私とあなたはずっと昔、親戚さね。おばあさんに会わせたかったさ。いずれ鍵を開ける時期がやってくる。
んっ?、今から龍の子がやってくるね。
どう返事して良いかも判らない私。
でも返事しなくてもすべて伝わっていると思う。
龍の子?親戚で名前に龍が付く子なのかな?
とアホなことを考えていた瞬間、車で待っていたはずの息子が入ってくる。
こんにちは。
とあいさつする息子。
きっと私が遅いから心配してきたのだろう。
びっくりするね。子にしては大きいね。何歳ね?
16歳、高校生です。
この龍の子を活かすも殺すもあなた次第、それを肝に銘じなさい。あなたは今日、こうして島に呼ばれたように、また島に呼ばれることになる。鍵を開ける時がきたら知らせるから何があっても島に帰って来なけりゃいけないよ。それがあなたの運命さ。その時は白い服を着て、わたしと一緒に島の拝所をまわるよ。
えっ?、息子が龍の子?鍵をあける?私が白い服を着てまわる?
もうひとりのおばさんが息子に話しているのが聞こえる。
「龍神様をまわって7つの龍の勾玉を集めなさいね。もう1つ持ってるね。この旅で全ての勾玉を集められるかもしれないさ。」
その1つは、昨年に沖縄南部を旅行した時のものです。そこを訪れてから浜比嘉島の龍神巡りに行かなければと思って今年にやってきたのです。
きっと神人たちには、私たちの龍神巡りの旅のことはすべてお見通しなのでしょう。
よし今日明日で何か所かまわって、その次の日はダイビングでリフレッシュだ。
とふと考えると。
沖縄に遊びに来たんじゃないの。あなたはやらないといけないことがあるんだからね。わかってるね。
また心を読まれてしまいました。
いろいろと話をしているうち、1時間半ほど長居してしまったので帰ろうとすると、
伊計ビーチに行きなさい。あなたなら行くとわかる。そしてAJ伊計リゾートアイランドで温泉に入るか足湯があるからつかりなさい。源泉だからね。しっかりパワーをもらいなさいね。
旅の最初からとても濃い時間になりました。
伊計島に来て知らされましたが、この旅はただの龍神パワースポット巡りではなく、龍神様をまわって龍の勾玉を集めることが目的のようです。
伊計島のパワースポットを探索
伊計ビーチ
早速、神人のおばさんに言われたとおり伊計ビーチに向かいました。2つ目の龍の勾玉を集めます。まだ海開きになってないので人は少ないですが綺麗なビーチです。
私には息子の中に龍の勾玉が入って行くのが見えました。
すると携帯電話が鳴ります。
出てみると、神人のおばさんです。
まだ伊計ビーチにいると思うから来たさ。島でとれたもずくを持って帰りなさい。
島もずくを持って来てくれました。
わ~いっぱい。多いからおみやげで友達に配れば。。
これは人にあげてはいけないよ。神様にお供えしたものだから。
食べなさいね。
またしっかりと見抜かれました。
はい、わかりました。ちゃんと食べます。
それから、AJ伊計リゾートアイランドで何かあったら私の名前を出しなさい。
サーターアンダギーも食べるね。
はい、頂きます。
おばさんが、伊計ビーチのお店でサーターアンダギーを買ってくれました。
いつの間にか、親戚のおばさんに会いにきたような気持ちになっていました。
伊計島のホテル AJ伊計リゾートアイランド
神人のおばさんと別れてAJ伊計リゾートアイランドへ。
AJ伊計リゾートアイランドのフロントで、神人のおばさんからもらったもずくをクール宅急便で送ろうとしたのですが、宿泊してないので断られました。
そういえば、神人のおばさんに「AJ伊計リゾートアイランドで何かあったら私の名前を出しなさい」と言われましたが、もしかしてこの展開のことだったのでしょうか。
まあ、今日の宿泊先の浜比嘉島リゾートで送ろうと思います。
ホテル玄関右の緑の屋根の所が足湯です。
足湯の温度は40℃とのことですが滅茶苦茶熱く感じました。でも慣れてくるととても気持ち良くて癒されました。ちなみに足湯は無料です。
足湯を堪能した後は、AJ伊計リゾートアイランドを離れて宮城島に向かいます。
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