ガーナー森御嶽神と仁天屋船ひ久姫神の御嶽

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ガーナー森

Googleマップでガーナー森にナビしてもらうと、ガーナー森の裏の保育園に到着しました。
登れる道もないため周りの人に聞いたところ、「ユタが祈る場所だから入ってはいけない」と言われました。しかし今回の旅は龍神を巡っているので、どうしてもガーナー森に行かなければなりません。

保育園のところから駐車場沿いに歩くとファミリーマートがあります。どうやらコンビニ側がガーナー森の入り口のようです。

左のブロックがあるところから、ガーナー森に入って行きます。

ガーナー森(くじら山)

ガーナー森
ガーナー森

那覇市指定文化財 名勝・天然記念物
指定 1974(昭和49)年12月2日

むかしの写真を見るとガーナー森は、国場川河口(漫湖)の中にある小さな島でした。現在の国場川河口周辺は大半が埋め立てられてしまい、ガーナー森も地続きになっています。かつて、奥武山からガーナー森にかけての景色は、名勝地として有名でした。
この森にはナハキハギが群落をなして生育しています。ナハキハギは、アフリカ・オーストラリア・インド・東南アジア・太平洋諸島・中国大陸・台湾などに分布するマメ科植物です。沖縄県では、西表島、石垣島、沖縄島などの海岸に生育しています。沖縄島はナハキハギの北限地になっています。

尚敬王の冊封副使の徐保光(1719年来琉)は、那覇港から国場川河口にかけての景色のよさを「漁舟夕照」とほめています。また、尚温王のときの冊封副使李鼎元(1800年来琉)も、2度奥武山に遊びガーナー森を「鶴頭山」と詠んだ詩を残しています。

ガーナーとは、「たんこぶ」のことです。形が似ていませんか。また、ガチョウもガーナーというようです。このガーナー森と真玉橋についての話も残っています。この森は歴史的にも名勝として知られ、ナハキハギの群落のある大切な記念物です。

那覇市教育委員会 平成14年3月設置

ガーナー森の伝説

現在は陸地にあるガーナー森ですが、むかしは奥武山公園がある一帯は河口(漫湖)となっていて、奥武山もガーナー森も河口に浮かぶ島でした。

そして、ガーナー森は魔物だったという伝説が残っています。

海に浮かんでいた小島のガーナー森は、夜になると漫湖から陸地へ上がり、真玉橋(まだんばし)の近くの村人を襲ったり、畑の食物を食い荒らしたり大暴れをしていました。

すっかり困り果てた村人は、地元の神様にお祈りをしました。どうぞあのバケモノをおとなしくさせてください。

すると神様はガーナー森の尻尾に3つの大岩を投げつけて漫湖に押さえつけました。

全く動けなくなってしまったガーナー森はそれ以降村人を襲うこともなく、静かな普通の森になったそうです。

ガーナー森が襲ったという村の真玉橋(まだんばし)は今も漫湖の東側にあります。

ガーナー森御嶽神

ガーナー森
ガーナー森

ブロックで出来ている階段を登ってゆきます。急な上に細い道なので慎重に登ります。

結構な高さまで登ると頂上に着きました。

ガーナー森御嶽神
ガーナー森御嶽神

頂上に着くと、ガーナー森御嶽神の石碑が現れました。その後ろにはもうひとつの石碑があります。

仁天屋船ひ久姫神の御嶽

仁天屋船ひ久姫神
仁天屋船ひ久姫神

後ろにまわってみると、仁天屋船ひ久姫神の御嶽がありました。仁天屋船ひ久姫神は、琉球神道の龍神である天火龍大御神(あますいりゅうおおかみ)の長女で申の干支の龍神です。

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