沖縄 南城市 百名ビーチ北端の崖の上にある浜川御嶽は、現在も湧き水が出ており、泉の近くには拝殿と香炉があります。
この場所は、琉球創世の神と言われるアマミキヨがヤハラヅカサに降り立った後、仮住まいをした地とされています。
浜川(はまがー)とは海のそばの湧き水のことであり、アマミキヨはこの水で疲れを癒し、近くの洞窟にしばらく住んだのちにミントングスクに移り住んだと言われます。
首里城の東方にある霊地を巡拝する、東御廻りで訪れる拝所のひとつです。
浜川御嶽(はまがわうたき)(神名・ヤハラヅカサ潮バナツカナの御イベ)
昔、アマミキヨ(島始の神)がギライカナイ(海の彼方の理想国)からヤハラズカサ(前方50mの海中にある。ギライカナイへの遥拝所となっている。)に上陸し浜川御嶽にしばらく仮住まいした後、今のミントングスクに、案住の地を開いたという。
拝所の近くに斎場御嶽の小さい版みたいなところがあったので写真を撮ってみました。
浜川御嶽からは百名の浜に降りる自然石を利用した階段があり、海中50m沖にはアマミキヨが上陸したといわれる岩礁上に「ヤハラヅカサ碑」が建っています。
また、百名ビーチの断崖には「龍宮神」が祀られています。
この碑は満潮時には水没し干潮時だけ現れるそうです。
干潮で現れた「ヤハラヅカサ碑」。
2020年3月16日、南城市玉城の百名ビーチにある「ヤハラヅカサ」の標柱が、男に白いペンキを塗られてしまいました。
塗った男は、「文字を見えやすくするために塗った」と話しており、悪意はなかったそうです。元の綺麗な状態に戻したかったのでしょうか。それにしても雑です。
2009年にはこのような感じでした。
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