移動1400km往復24時間 水泳クラブ地獄の合宿

この記事は約4分で読めます。
南国気分

息子が通っている水泳クラブでは世の中の連休シーズンを狙って合宿が始まる。スポーツクラブが休館になるからだ。

今年1回目の合宿はゴールデンウイークに行われることになった。

移動距離1,400km、簡易シートのスクールバスで往復24時間の移動、まさに地獄の合宿である。

合宿への参加を躊躇する理由

突然のアナウンス

この水泳クラブの合宿は強制参加だが、子供を合宿に参加させたことはない。その理由は合宿が前もって計画されているものではなく、いつも1か月前に突然アナウンスがある。

近場はすでに予約がいっぱいで利用できるところはありませんでした。だから、少し遠くへ行きたいと思います。

それは当たり前だろう、通常の水泳クラブは何カ月も、もしくは1年も前から予約して合宿をする。

毎回のように「空いていた所を予約しました」というあまりにも無計画な合宿であり、その詳細もふたを開けてみなければわからない。

日々の練習と何ら変わらない練習環境

私の水泳合宿のイメージは、栄養のあるものを食べ、水深もある50mのプール環境で、朝から晩までとことん泳ぎまくるというイメージだ。

だが、合宿の行程表を見るだけで気が滅入ってしまう。

・スクールバスの簡易シートに揺られて12時間。

・練習で利用するプールは普段使っているプールと同じ25mで水深90cm。

・プール練習は午前と午後の2回。

・食事は給食タイプ。

日々の練習では4コースを使用しているが、3グループでの合同練習のため1つのグループに割り当てられるコースは2コースになる。

12時間もかかって移動し、通常の練習より悪い環境で合宿することになる。

過酷なバス移動

今回の合宿はゴールデンウィーク中の大移動だ。片道700kmを渋滞に巻き込まれず12時間で行けるのか心配だ。

新幹線のグリーン車のシートでも2時間も座っていれば腰が痛くなってくる。それが簡易シートのスクールバスで12時間とはとても想像がつかない。

着いた後は練習どころか体がガチガチになっていることだろう。

長距離移動で事故が起こらないことを祈るが、コーチは先日人身事故を起こしたばかりなのだ。

過去は盗難事件も発生

日々の練習時には貴重品を持たせないようにしている。しかし、現金やスマートフォンなどを持ってくる選手は多いだろう。

このクラブでは過去に現金の盗難事件も発生しているのだが、引率者もコーチ1人なので全く管理が行き届かない。

合宿のスケジュール

移動はすべてスクールバスを利用することになる。4日の行程ではあるが、練習できるのは中2日間だけである。1日目と2日目は移動日だ。そして、宿泊場所とプールの移動時間は20分程、宿泊場所で食事をとるため1日に2往復することになる。

1日目

  •  5:00 出発
  • 19:00 少年自然の家着

2、3日目

  • 起床、朝食
  • プールへ移動(20分)
  • 2h練習
  • 宿泊場所に戻る(20分)
  • 昼食、休憩
  • プールへ移動(20分)
  • 2h練習
  • 宿泊場所に戻る(20分)
  • 学習、夕食、入浴、自由時間、就寝

4日目

  • 10:00帰途につく
  • 22:00に到着

内訳が不明な参加費用

通常の水泳クラブであれば明細が提示され、当初の計画より安くなった場合は案分し返金される。だがこの水泳クラブでは1人の合計金額だけが徴収されるだけで、収支報告も返金されることもない。

今回の一人当たりの合宿費用は23,000円だ。

実際のところ、どれくらいの費用がかかる合宿なのかを計算してみた。

スクールバス29人乗りとして、荷物もあるので実質20人くらいしか乗れないだろう。

少年自然の家みたいなところなので、宿泊費と3食の食費を合わせても1日が1,000円/人である。

その他かかる費用は、飲み物・保険代・ガソリン代・高速代などを考えても5,000円/人くらいで事足りる。

1人あたりの実費が10,000円、参加賞が3,000円、残りの10,000円/人が、コーチと控え運転手の日当になるのだろう。

日当はひとりあたり、25,000円/日というところか。

さて、これは高いのか安いのか。

まとめ

「費用より私も乗って怖いと思ったコーチの運転に子供の命は預けれない。」

コメント