水泳クラブの練習で取り入れて欲しいこと

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南国気分

水泳クラブの練習で教えてもらえないことでも、自分で何とかして身に着けてゆかないといけないことは沢山ある。あえて私が気になっている何点かをあげてみる。

水泳クラブでもっと指導して欲しいこと

フォームの改善

水泳クラブに求めることは、早く泳げるように指導して欲しいということ。

早く泳ぐためにはフォームの改善は不可欠だと思うが、どちらかと言えば距離を泳ぐことを主体にしている水泳クラブが多く、フォームが改善できていないことが多い。

フォームを見ているだけで、どこの水泳クラブで幼少期を過ごしたのかがわかることがある。それだけ教えるコーチによりフォームには違いがあるのだ。

コーチに聞くと、「あの子はフォームのここに問題がある」という風に、個々の状態を把握している。

では何故、徹底的にフォームの改善をしないのだろうか?

フォームのくせが個性なのか?

年齢が上がり筋肉量がアップして力で泳ぐことしか出来なくなってしまったのか?

この段階になるとフォームの改善が難しくなってくる。

少しでも早く泳げるようになったとしても、フォームになんらかの問題があれば、いずれにしてもフォームの改善をしなければ記録の伸びが止まる時期がやってくる。

テクニックの習得

キャッチ、プル、プッシュなどの動作の説明をしているところはよく見かけるが、それだけではピンとこないだろう。大事なのは動きではなく動かし方である。

早く泳ぐためのテクニックを解りやすく教えてくれることはあまりない。

たとえば、水をつかむために小指は離さずにくっつけ手の面積を大きく使う、肘を立てる、手の角度などのちょっとしたポイントだ。

選手コースにもなれば、コーチも水の中に入らずに見ている水泳クラブもある。

一流選手の泳ぎを見て自分で研究をすることが常識なのかもしれないが、もっと最短コースがあるはずだ。

ストロークとピッチの練習

水泳クラブの練習を見ていて、ストローク数、ストロークレート、ピッチを意識して練習することはない。

結果として、自分なりのストローク数、ストロークレート、ピッチで泳いでいる。

自分が1ストロークでどれくらい進んでいるかを把握できている選手は少ないだろう。

また、自分のピッチについて把握できている選手も少ないであろう。

このようなデータがコーチと選手で共用できれば、これからの課題もはっきりとしてくるに違いない。

コーチは、

「ピッチは、コーチが指定する秒数以内で泳がせることで感覚で覚えさせる。」

と言うが、

私は、

「まずピッチを体で覚え、それに合わせて泳ぐ。」

ことの方が短期間で習得できると思っている。

例えば、ドラマーは同じピッチでリズムを叩かないといけない。メトロノームを使いピッチが狂わないように何回も練習をする。すると自然に体がピッチを覚え、正確なリズムを刻むことができるようになる。

水泳でも同じように、テンポトレーナーを使い練習する方が感覚で覚えるよりはるかに効率が良いであろう。

早く泳ぐことができるためには、くせの無いフォーム習得は必須であり、ストローク数の把握、ストロークレートの把握、ピッチの把握などの要素は必要不可欠だと思うのだが、日常の練習でそこまで踏み込んで教えてくれる水泳クラブが何処かにあるに違いない。

まとめ

「無駄のない泳法を習得することが、ベストタイムへの近道だ。」

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