水泳クラブで起こる盗難事件に巻き込まれた父の怒り

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どこの水泳クラブでも、物の盗難事件は後をたたない。水泳クラブによっては、「盗難が発生した場合は速やかに警察に通報します。」という張り紙さえもある。

ある日、水泳クラブでの盗難事件で私も容疑者の1人になってしまった。

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水泳クラブで起こる盗難事件で多いもの

やはり、一番多いのがゲーム機に関係するものだろう。小学生や中学生の間ではよくこの問題が起こっている。

対策として、貴重品はカウンターで預けるルールとしている水泳クラブは多いが、それを守らずにロッカールームに持ち込む生徒は多いのだ。

水泳クラブでは、この種の問題については慣れており、おおよそ犯人の目途がついていることが多い。そのような子供は日頃の行動が怪しいのであろう。

そして、犯人が確定すると通常その子供は退会処分になる。

私が巻き込まれた盗難騒ぎ

その日は、水泳クラブの休館日だった。

一般のフィットネスやプールの利用、本科生の練習などは休みである。休館日であるためか観覧者もおらず、観覧席には私1人が座っていた。

この日の練習は2時間だったが、子供は体調がすぐれず、1時間で練習を終わらせたいと言う。

私は、

「途中で帰るのはおかしいから、2時間やれば良いじゃないか。」

と言うと子供は、

「練習してみて辛かったら1時間にするよ。」

と言って練習に向かった。

結局、1時間が経過したところで、「今日は終わる」とサインを送って来た。

そして、子供と一緒に他の2人の中学生の兄弟がダウンを始めたことで、

「あの子たちも1時間で帰るのだな」

と思った。

嫌な予感が駆け巡る

子供が着替えを終えてパーキングの車に戻ってくると、

「ロッカールームで、兄弟2人が電気を消して真っ暗にし、懐中電灯をつけて探検ごっこをしている。気持ち悪いから先に出てきた。」

と言う。

私は何気なく、

「それは怪しいな、そのうち、きっと物が無くなったって問題になるよ。今後、あいつらが練習を早く上がる時には一緒に終わらない方がいい。」

と子供に諭す。

パーキングを出て近くのコンビニに差し掛かると、その2人組がコンビニで買ったパンを頬張っている。

「あれ?あの2人はまだロッカーに残ってたんじゃないの?」

と子供に聞くと、

「うん、僕の方が先に出たんだけど、コンビニにいるね。どうしてだろう。」

と言う。

この日は、何とも言えないものを感じながら帰宅した。

選手コースの誰かが盗んだ

あくる日の水泳クラブでは、練習が始まる前に選手が集められた。

「今日は、コーチから悲しいお話があります。昨日、2人の高校生の財布の中から1000円札がなくなりました。財布を警察に提出して犯人を捜すことになるので、選手コースのみなさんは指紋採取に協力して下さい。日程は別途ご連絡します。昨日は休館日になっていましたので、外部から侵入の可能性はないので選手コースの人たち以外には考えられません。あとは〇〇君のお父さんも観覧していたので容疑者の1人になりますので指紋採取について話をしておいてください。もし、この中に犯人がいるのであれば、2日待ちますので名乗り出てください。名乗り出た場合は警察沙汰にはしません。」

と、このような話がされた。

息子から話を聞いてびっくりする。

状況からして、疑われているのは昨日の練習を1時間で終えた息子たちであろう。

そしてもう1人。

え~!、親も容疑者だと~!。

コーチよ、確かに財布にはちょうど2000円入っている。だがそれは、Qpay、ID、Edy、クレジットカードを駆使して完璧なキャッシュレス生活を実践しているからに他ならない。

親が2000円が欲しいほど困っているのであれば、とてつも高い競泳水着なんか買えない。

兄弟2人と2000円とパン

やはり一番怪しいのは昨日の懐中電灯事件だ。兄弟2人=2000円、妙にぴったり合う。

息子はその1人に探りを入れてみることにした。

「もし、1000円が落ちてたら何をする?」

その子は答えた、

「う~ん、パンを買うかな。」

そうだろ、パンだろ!やっぱり妙にぴったり合う!

あいつらパン買って食べてたし。なんでパンなのかはわからないけどパン食べてたし。

1000円あったらパンを買う。

その答えは風に吹かれている。

犯人が名乗り出る

これまでも高校生の財布から現金が無くなる事件が度々起きていたということなので、きっと高校生が毎日チェックしていたことから発覚したのであろう。

1日後、やはり1時間で練習を上がった2人の兄弟が、

「僕たちがやりました。」

と名乗り出た。

きっと、警察に通報して指紋を取ってもらうと言われたことにビビったのだ。

兄弟の兄は14歳だから刑事罰の対象になる。

「誰がお金をとったのか」ということは、お金を取られた高校生によって一瞬のうちに水泳クラブ中に知れ渡たることになった。

しかし、犯人が判ってもどうも腹の虫が収まらない。それは、コーチから容疑者と思われていた私と息子にちゃんと説明がされないことだ。

もう仲間ではない

コーチは、

「普通はこんなことをすれば水泳クラブに来れなくなる。強制退会せずとも、きっとすぐに自主退会するに違いない。」

と高をくくり、約束どおり名乗り出たことを公にすることはなかった。

でも、それは甘い。他の選手より1時間早く練習を上がり、懐中電灯を用意し、お金を持っているであろう高校生の先輩の財布から1000円だけを抜く。

これは計画性がある。

そしてこの兄弟は、水泳クラブの壁を壊したり、人の物を取って隠したり、大会に出てもトイレをわざと詰まらせたり、夜中に爆竹やって補導されたり、いろんな事を起こしている。

そんなやつらが今更自主退会などするはずがない。

彼らは、何のペナルティーもなく平気な顔をして通っている。

しかし盗難事件以降、盗んだ中学生に対し、盗まれた高校生たちの無言の圧力は続いている。いくら高校生が泳ぐコースが空いていても、この兄弟だけは寄せ付けないオーラを出しているのが見ていてわかる。

それは仕方ないことだと思う。法を犯したやつらは既に仲間ではないのである。

水泳クラブをそんな雰囲気にしたのはコーチの責任だ。

コーチは、

「誤算だった。自主的にやめてくれると思った。」

というが、その判断はありえない。

水泳選手としての意識の欠如

将来の競泳選手が、韓国で高級カメラを窃盗した事件のようなことにならないように、選手の道を外れた者には、強制退会処分という毅然とした態度を取るべきだったのである。

ほとんどの生徒が、水泳選手としてのモラルを意識し、どれだけの思いで水泳に真面目に取り組んでいるのかをコーチは知っているはずだ。しかし、コーチが取った警察に通報しないという意味もない温情行動は、水泳選手としての倫理観を持つ生徒たちを愚弄する行為である。

「私はこの水泳クラブの倫理観の無さに失望している。あなたたちは許したのかもしれないが、保護者や盗まれた本人は決して許しておらず、仲間として認めることはないだろうということを理解するべきだ。」

と、コーチに話をした。

この事件以降、子供たちは練習や水泳クラブから出場する大会などで、その兄弟に物を取られないように常に神経を使っているのがわかる。泳ぐ疲れよりもその無用な神経の使い方が選手を疲れさせてしまっている。

この環境が早く改善されて欲しいと願う。

今日の学び

「水泳クラブは社会である。人の道を外れた者にはペナルティを与えるべき。

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コメント

  1. えさ より:

    この話題に上がったカメラ窃盗の選手が通っていたクラブに今息子が通っています。
    ハッキリ言って、窃盗犯を育てているクラブです。
    悪い事をしても、ペナルティーなどなく早く泳げる選手なら、何をやっても怒られません。
    コーチは自分の気にいっている選手には甘く、怒られません。
    同じ事を気に入らない選手がやれば、ボロクソに言います。
    ビート板で首をしめ、腕を無理やり引っ張りプールから引きずりあげます。
    帰れと言われた選手が、本当に歩いて帰宅し迎えに来た親が知らされておらず、びっくりさせられて事も。
    思春期の子供の海パンを異性も入る前で下ろした事もあります。
    女の子の選手に甘く、体を触ったりもしています。
    ただ、このコーチは水泳連盟の役員でクラブの支配人の為、何をやっても問題になりません。
    自分の子供の事を考えると、どの親も何も言わないのです。
    こんな人が役員で、本当に大会は公平なジャッジがされているのでしょうか。
    疑問です。

    • みのり より:

      えささん、こんにちは。
      子供を預けている立場としては我慢してしまう気持ちもわかり、コメントされている内容は心が痛みます。
      コーチの行為は問題化すべきで、内容により警察や法務局の人権窓口かと思います。
      私は、そのよう事が起こった場合は録画して証拠を残すようにしています。
      コーチやコーチに甘やかされている選手にも何をされるかわかりません、常に目を光らせて、理不尽なことを子供が言われればクレームを言うようにしています。
      以前のクラブでは、私も「あまり口を出さない方が」と思い静観していたのですが、反対に「何をしても何も言わない親」と思われひどい目に遭いました。
      最後にはちゃんと反撃しましたが、そのクラブはもうありません。
      大会ではそのコーチがどのような立場かわかりませんが、何人もの役員が関わっているので大丈夫です。
      そのようなコーチや役員が水泳界からいなくなってくれることを望んでいます。

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