スポーツ界ではオリンピック金メダリスト、水泳のマイケル・フェルプス選手が「吸い玉愛用者」として知られている。リオのオリンピックの時も体に丸い痕をつけているマイケル・フェルプス選手を見た人もいるだろう。
「吸い玉」または、「カッピング」という古くからある療法である。
海外セレブや多数のアスリートが愛好
海外のセレブ界では、ジャスティン・ビーバー、ヴィクトリア・ベッカム、ニコール・リッチー、レディー・ガガ、ジェニファー・アニストン、グウィネス・パルトロウなどがカッピング愛好家である。
日本でもレスリングや陸上の選手といったアスリートたちが、吸い玉を取り入れていることで話題になっている。
「吸い玉」とは
ひと口に「吸い玉」といってもさまざまな方法があるが、基本的にはガラスなどでできたカップ状のものを肌に密着させ、中の空気を抜いて真空に近い状態にする。
その吸引力で体の奥にたまったドロドロの“瘀血”を吸い上げ、老廃物の排出を促し、血行も促進させることで美容や健康に役立つと言われている。
健康法「吸い玉」を体験
水泳選手の息子にはトレーナーがいる。週一で体のメンテナンスをお願いしている。
そのトレーナーが、家で吸い玉ができるキットをたまたま持っていたので試してみた。
使用した感想は、肩や腰の疲れや痛みの軽減に効果は想像以上である。
水泳選手ならずとも、日頃の疲れが取れることを実感できる。
健康で問題が無い箇所は、吸い玉で吸ったところが桜色になり、疲れやこりがあるところは紫色になる。しかし、何度か使用していると、はじめは紫色だったところも桜色になる。
すぐに我が家専用に購入したことは言うまでもない。
「吸い玉」の使い方
1日5分程度、肩や腰など疲れ、こりのあるところを吸引する。
吸引は、皮膚が1cm程度盛り上がるくらいにする。※吸引痕が赤く残る。
ただし、部位によっては吸引痕が紫色になったり水疱が出てくるので、色が変化したら3分ほどでやめた方がよいだろう。時間を長くすればいいというものではない。
吸い玉による肌のトラブルを見かけるが、この使用法を守らないことによるものだ。
ポイントは、吸いすぎないことと長い時間やりすぎないこと。
また、同じ場所に吸引をする場合は吸引痕が消えてからにすることだ。
大体1週間で元の肌に戻る。吸引痕が消えないまま同じところを吸引していると肌のトラブルの原因になってしまう。
吸い玉使用後に起こる反応は、まず筋筋膜の解放(リリース)だ。カップを外したあと徐々に皮膚表面の温度が緩やかに上昇する。
この吸い玉は手動ポンプ式なので安全である。
ホースが付属し、背中など見えないところも自分1人で吸引できる。
「吸い玉」の使用手順
おへそを中心に上下左右動かしてワキ腹や、ぜい肉の多い部分や、肩、腰、背中、ふくらはぎ、太もも、コリのひどい部分に使用する。
皮膚が乾燥していると皮膚が荒れる可能性やちゃんと吸着しない場合があるので、ローションなどを塗ってから使うと良いだろう。
カップをお肌に直接当て、ピストル式のポンプで中の空気を抜く。
このとき強く抜き過ぎないようにご注意しないといけない。1cm程度皮膚が盛り上がる程度で良い。
時間が経過したらカップをはずす。
水泳選手の子供も納得の吸い玉の7つの効果
吸い玉療法の働き
- 血液をきれいにする。
- 血行を良くする。
- 血管をはじめ組織を強化する。
- 皮膚の若さを保つ。
- 関節の働きを円滑にする。
- 内臓諸器官を活発にする。
- 神経を正常に調整する。
まとめ
「吸い玉は、すぐに効果を感じるので病みつきになる。」
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