2024年の刷新は見送られるが密かに流通する2千円札

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政府が9日、1万円札、5千円札、千円札のデザインを一新すると発表した。しかし2千円札は「流通枚数が極めて少ない」として今回の刷新には含まれていない。

新紙幣は、1万円札が日本の資本主義発展に貢献した渋沢栄一、5千円札が現津田塾大学創始者の津田梅子、千円札が日本近代医学の父と呼ばれる北里柴三郎の肖像になる。また、500円硬貨は現在のニッケル黄銅に加えて白銅と銅も使い2色の構造になり、流通は2024年度上期。

このまま2千円札は無くなってしまうのか?

見かけない2千円札の行方

2千円札は沖縄サミット開催を記念して2000年7月19日に発行された。

当初は、全国で10億枚を流通させて5千円札の2倍の発行枚数になる予定だったが、現在の流通枚数は1億枚にとどまり予定の10分の1である。

発行されてから4年間はよく見かけたが、最近ではほとんど見かけることはない2千円札。きっと記念としてタンスに眠る新札が多いのではないだろうか。

2千円札を手に入れようと思えば銀行で両替すれば良い。ただ最近は新札を発行していないため、新札を手に入れることは難しいかもしれない。

流通しなかった原因としては、2千円札が使える自動販売機が普及していなかったということが考えられる。

しかし、今でも普通に流通している地域がある。

それは沖縄である。

沖縄のATMでは2千円札に両替できる

日本銀行那覇支店によると、2千円札は2004年8月には全国で5億1300万枚の流通になるが、その後年々減少し、2014年以降は9800~9900万枚を推移している。一方、沖縄では2002年以降からほぼ上昇し、2019年3月には全国の発行枚数の6.5%にあたる637万枚が流通する。

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(出典:日本銀行那覇支店)

まとめ

沖縄の流通量が増えている理由は、沖縄の首里城の守礼門がデザインになっている2千円札を使おうという地域キャンペーンの成果でもある。また、琉球銀行のATMなどでお金を引き出す時に2千円札を選べることも流通が多い要因だろう。

那覇空港のATMでは2千円の新札に両替できる。

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