再婚時の養子縁組はしない方が良いと思うその理由

南国気分

2016年の日本の統計では3組に1組の割合で離婚するという。そして、夫婦のいずれかが再婚であるカップルは26.8%で、4組に1組の割合である。

再婚については、男女とも割と簡単に離婚、再婚する風潮が一般的となったため、再婚率が増えていると考えられる。そして同様に子連れの再婚率も増えているという。

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子連れの再婚と養子縁組

再婚時に連れ子がいる場合、連れ子を養子縁組して自分の子供として育てるか、連れ子として育てるかという法律上の問題が発生することになる。

法律的問題であるからこそ、養子縁組を交わす必要があるかということをしっかりと考えておかなければならない。

もちろん養子縁組を組まなくても家族として暮らせることには変わりない。子供にとっては、再婚により両親が揃うということは嬉しいことだろう。

養子縁組

養子縁組の中には、「普通養子縁組」と「特別養子縁組」がある。

普通養子縁組とは

連れ子再婚の場合にはよほどの場合がない限り普通養子縁組が行われる。

  • 原則的に当事者の意思で自由に縁組できる。
  • 戸籍上「養親」「養子」と記載される。
  • 縁組をしても養子と実親の親子関係は切れない。

普通養子縁組を行っても実親との親子関係が切れることはない。そのため、実親と養親の2重の親子関係が存在することになる。相続も同様である。

特別養子縁組とは

  • 家庭裁判所を通して手続きする必要がある
  • 養子となる子供が6歳未満で、実親による養育が困難な場合に適用される
    ※6歳前からすでに養親の元で育てられている場合は、8歳未満までなら適用可能
  • 戸籍上は「実親」「実子」と記載される
  • 縁組すると、養子と実親の親子関係が切れる

普通養子縁組との違いは養子が実子扱いになる点、手続きが当事者の意思でできない点などがあげられる。

養子縁組を交わした私の体験談

実は、私は普通養子縁組を交わしたことがある。

子連れの再婚のパターンである。

再婚相手との間に実子を授かり、連れ子の今後ことを考えると、

みのり
連れ子を法律上においても実子と同等の立場にして育てることが良い。

と思ったのだ。

しかし、この浅はかな考えが、その後何年も頭を悩ませることになろうとは思ってもいなかった。

連れ子が12歳の時である。

その時は、連れ子とも性格の不一致などは無く、自分の子供として同じように育てることに不安はなかった。

そして、養子縁組の手続きは未成年のため私と妻が同意し養子縁組届にサインするだけで終わった。

連れ子が思春期を迎えるころに事態が変わる

連れ子が成長するに従い、いろいろな問題が発生した。

  • お使いを頼めば小銭を懐に入れる。
  • 家にある小銭をあさり、財布からは札を抜く。
  • 家のルールは守らない。
  • お金でも何でも借りたものは自分のものという意識で返さない。
  • 自分のことしか考えない。

社会的モラルの欠如が決定的である。

その原因は幼少時に遡る

連れ子の実父はお金遣いが荒かった。

手持ちのお金が無くなると、子供の目の前で妻の財布からお金を盗り子供を連れて遊ぶ。

ある日のこと、妻が正月用にと銀行から降ろしていた現金を全額財布から抜き、ペットショップで犬を飼ってきたことがある。その時も子供が一緒だった。

その他にも、自分のあらゆる物を財布から盗った生活費で買ってくる。

それらを幼少期から当たり前に見て育ってきた子供は、

「お金が無くなれば、親の財布からお金を盗ればいいんだ。」

と思ったのだろう。思春期になると同じような行動を取るようになっていた。

私が、いくら「やってはいけない」ことを説明しても、お金への執着は消えず、人を裏切ることに罪のかけらもなかった。

肌で感じる本当の家族

連れ子には過去の親子関係のことを息子に言わないようにさせていた。まだ幼かったのでどう受け止めるかがわからなかったのだ。

しかし、息子が大きくなるにつれて連れ子との性格の不一致を認識する。

この頃は、力関係でも連れ子の方が強く数も2対1であったため優位であり、いつも息子がいじめられる側だった。

その環境の中で息子は、

息子
自分ひとりがこの家の子供ではないのかもしれない。

と思い始めたのである。

そして、いつしか打ち明けないといけなくなると思っていた日がやってきた。

息子
ねえ、もしかして僕は父さんと母さんの本当の子供じゃないの?お姉ちゃん達にはいじめられるし。父さんと母さんは、いつもお姉ちゃん達のことばっかりで学校に行ったりして忙しそうなんだもん。
みのり
息子よ。いつかちゃんと話をしないといけないと思ってた時が来たようだ。実は、息子1人が父さんと母さんの子供で、2人には別のお父さんがいるんだよ。
息子
へえ、そうなんだ。てっきり僕が違うのかと思ってたよ。よかった。
みのり
えっ?よかったで終わり?
息子
だからお姉ちゃん達とは合わないんだね。それが判って気が楽になったよ。僕が父さんと母さんの子供ならそれでいいんだ。

告白はなんともあっけなかった。やはり関係性を肌で感じていたのだろう。

成人してからしっかり見極めろ

連れ子である子供の幼少期に何が性格形成などへ影響を及ぼしているかは想像がつかない。

実子は、まるで正反対であり親を裏切るようなことはしない。

養子縁組をするということは、結果、相続人になるということだ。

このような状態では、相続の時に揉めることは目に見えている。

みのり
養子縁組する時期が早かったのだと反省する。

成長過程で、性格的なことや、他の家族に与える影響もしっかりと見極め、相続に値する人間であるならば、その時に養子縁組を交わすということでよかったのだ。



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