iOSのアップデートができない時に試すiphoneのDNS設定

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南国気分

iOSのアップデートは、新機能が追加されたり、既知の不具合の修正がされるのでiphoneと付き合って行く上で欠かすことができません。

しかし、せっかくアップデートが公開されても、何日経ってもアップデートができない、アップデート以前にアップデートファイルのダウンロードができない、といった経験があるのではないでしょうか。

そのような時には下記の項目をチェックするというのが一般的ですが、今回は、「どの一般的なチェック項目も当てはまらないのにアップデートが進まない」、「iTunesで繋いでもアップデートできない」という現象がテーマです。

アップデートできない時の一般的なチェック項目

バッテリー容量が少ない

バッテリー残量が少ない場合、ダウンロードが滞る可能性があります。あらかじめフル充電してからアップデートを行いましょう。

iphoneの容量不足

iOSをアップデートするには、アップデート用の空き領域が必要になります。充分な空き容量が確保できない場合は不要なコンテンツを削除しなければなりません。

各アプリが占有している容量をチェックするには、「設定」から「一般」→「ストレージと iCloud の使用状況」→「ストレージを管理」の順番に選択するとアプリの一覧が表示されます。

Wi-Fiの電波が強く安定している場所でアップデートする

アップデート中に「アップデートを確認できません。ソフトウェアアップデートの確認中にエラーが起きました」というメッセージが出るときは、ネットワークの通信環境に問題がある可能性があります。

Appleのサーバが混雑している

ストレージの容量に余裕があって、Wi-Fi環境が良好であっても、アップデートがリリースされるとダウンロードが集中します。Appleのサーバーが混むことで、ダウンロードの遅延や、最悪、途中で止まってしまうこともあります。

iOSのアップデートファイルを削除してやり直す

「設定」から「一般」→「ストレージと iCloud の使用状況」の順番に選択し、「ストレージ」の下の「ストレージを管理」をタップします

アプリのリストの中から、iOSのアップデートを探し、「アップデートを削除」をタップ

再び「設定」から「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順にタップし、最新のiOSアップデートをダウンロードします。

PCでiTunesを使ってアップデートする

Wifiでのアップデートよりも早くアップデートを行うにはiTunesを使ってiphoneをアップデートします。

PCとiPhoneをケーブルでつないで、iTunesに表示されたiPhoneを選択後、「概要」→「アップデートを確認」をクリック。「ダウンロードしてアップデート」を選択します。

iOSがアップデートできない通信環境を改善する方法

一般的な問題はクリアされているのにアップデートが進まないのであれば、通信事業者のDNSの通信速度がアップデートに最適ではないのかもしれません。

iphoneのWifi設定でDNSを変更してみましょう。

PCやスマホのネットワーク設定で、DNSサーバーを「1.1.1.1」「1.0.0.1」に変更することでインターネットの表示速度が高速化します。

ネットワークの実行速度を比較したDNSPerfのランキングでは、「1.1.1.1」がトップの13.85msで、2位の「OpenDNS/Umbrella」20.66msと比べて6.81msの差があります。

インターネットの速度がアップするということで話題となったGoogleのDNSサーバー「8.8.8.8 / 8.8.4.4」は、4位で34.47msです。

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※ iPhoneやiPadでDNSサーバーを設定できるのはWi-Fiネットワークのみとなります。

iOSでDNSサーバーを変更する

  1. 設定 > Wi-Fi
  2. 接続しているWi-Fiネットワークをタップ
  3. DNSを構成
  4. 手動
  5. サーバーを追加から「1.1.1.1」「1.0.0.1」を追加
  6. 元からあるDNSサーバーは削除する
  7. 保存

または、1.1.1.1:Faster Internetのアプリをインストールして設定

方法はいたって簡単です。アプリをインストールして開き、接続をONにするだけです。

上記のどちらかの方法により、名前解決を通信事業者のDNSから1.1.1.1へ切り替えることが出来ます。

1.1.1.1は世界一応答速度の速いDNSサーバなのです。

DNSを変えたらアップデートできた

プロバイダによっては高性能なDNSを提供しており、レスポンスが高速なものも存在すると思います。そのような環境であれば、iOSのアップデートもスムーズに行えることでしょう。

インターネットの通信速度の影響によってアップデートが進まない場合、通信速度を改善する一つの方法としてDNSを切り替えてみるのです。

GoogleやCloudflareのDNSに変えれば体感できるほど通信速度が速くなります。

ちなみにe-mansionのインターネット環境では、iOSのアップデートを何回やっても「アップデートの時間を計測しています」から進まない状態でしたが、DNSを変更することでiOSのアップデートがスムーズに行えるようになりました。

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