企業に潜むブラック社員の実態

ブラック社員

「ブラック企業」という言葉が広く語られるようになって10年程経つ。

厚生労働省においてブラック企業の定義はされていないが、従業員に過重なノルマや度を超した長時間のサービス残業を課すなど違法性の高い働き方を強いたり、精神的ないじめや嫌がらせ、賃金の未払いなどが常態化しているような企業のことを言う。

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ブラック社員の定義

ブラック企業とは、簡単に言うと法令遵守を行わない企業のことである。

このブラック企業については、よく社会ニュースで取り上げられるが、会社の立場から見たブラック社員について語られることはない。

ブラック社員もはっきりとした定義はない。ブラック企業で働いている社員のことを指す場合もあれば、法令を遵守せず社員としての責任を果たさない者を指す人もいる。

ここでは、ブラック企業と同様「法令を遵守せず社員としての責任を果たさない不良社員」をブラック社員と定義したい。

社員も雇用契約により、法令遵守の責任を負うことになる。法令遵守とは、単に法律だけではなく、企業が個々に定める就業規則も含まれる。

平成29年9月の有効求人倍率は1.55だ。数字だけ見ると景気が良くて求人の方が多いということだ。しかし多くの企業の中で、就職しては離職するブラック社員が多いことで求人が必要になるという現実は語られない。

転職頻繁組の就職先は少ない

中小企業に面接に来る人は、短期間の転職を重ねた結果、もう行き場を失った人の方が多いのが現状だ。

楽な仕事で高い給料をと考え転職する気持ちはわかる。だが、給与は仕事の対価である。それだけの対価を払えるだけの経験も知識も常識もなく、仕事もできなくて当たり前の人が多いことに驚かされる。仕事を履き違えている人の方が多いのだ。

本当にあったブラック社員の話

いろいろな人から、本当にあったブラック社員の話を集めてみた。

出社しなくなり解雇予告手当を要求する確信犯

パートで採用した社員がある日から体調が悪いと言い出社しなくなった。

だが、風の噂は流れてくるもので、自宅近くの弁当屋でバイトに行っているということが耳に入る。

2週間経ったところで本人に電話し、このまま休まれるのであれば業務上影響があるので、雇用契約を解約して欲しい旨を伝える。

するとすぐに旦那と名乗る者から電話が入る。

ブラック
辞めてと言うんだから、解雇予告手当を下さい。

上司

解雇とは言っていません。その前に退職勧奨の話をしているのですが。

こちらの仕事は休まれて、別のバイトは行かれていると聞いております。そこら辺の事情を本人からお聞きしたいのですが、一体あなたは誰ですか?

代理人であるのであれば代理人であることを先に示して下さい。

と言うと電話が切れてしまったそうだ。

その後にわかったことは、その人は同じような手口で、就職しては休み、辞めて欲しいと言われれば、「解雇予告手当を払え」と旦那に電話させ、企業に払わさせていたらしい。

毅然とした態度で撃退できた例だ。

融通をきかせて

面接での話である、

ブラック
家が遠いので出勤時間に融通をきかせてもらえたら嬉しいんですけど。
ブラック
家が島なのでフェリーで通勤しないといけません。交通費に融通をきかせてもらえたら嬉しいんですけど。
ブラック
希望は常勤です。でも、平日に講師の仕事が半日あります。講義に行くのと、移動に社有車を使わせてもらえるように融通をきかせてもらえたら入社したいんですけど。

その時はいつも敢えて聞くらしい。

面接官

融通とは何ですか?

就職1週間、給料を上げてくれないと生活できません

雇用契約を結んで1週間後、

ブラック
少し給料を上げてくれないと生活ができません。

と言う。しかし世間的に見れば年齢にしては多い給与である。

上司

何故生活ができないのですか?

ブラック
子供を塾に通わせようと思って。あとは前職の退職金が思ったより少なかったので。
上司

既に雇用契約は交わしましたけど。

ブラック
その時はやりくりできるかなと思ったんです。

上司

納得の上で雇用契約は交わしています。そしてあなたはまだ試用期間です。どれだけの仕事の能力があるかはまだわかりませんし、今以上の提示はできません。

その後、副業を初めたことを会社が知るところになる。

ある日、上司がFacebookをチェックしていると「お友達ですか?」に表示されたことから発覚したらしい。

その人は、人権活動家であり毎週末には東京へセミナーを聞きに行っていたのだ。

確かにいくらお金があっても足らないはずだ。

仕事は楽して給料は沢山くれくれ社員

顧客先に行くのに社有車が使えない、彼はペーパードライバーだ。

面接の時は、

ブラック
体力はあります。自動車は運転できませんが、他の人と同じだけ自転車で周るので大丈夫です。

と言う。

しかし、入社した途端に変貌する、

ブラック
ひざの古傷が悪化して遠くには行けなくなりました。
上司
わかりました。それでは社有車を利用してください。
ブラック
私は、自転車でいいと言う契約で就職したんです。それはできません。

挙句には、

ブラック
私1人が自転車で頑張ってるのだから、給料と賞与に色をつけてください。
上司
社員のみんなが働いたお金が給与や賞与になるのです。自転車で周ると言ったのはあなたで、他の社員と同じように売上を上げないと給与や賞与が上がることはありません。
ブラック
給与や賞与が上がらないってことはブラック企業ですよね。労基に相談しますよ。
上司
どうぞ、労基といえど相手にしてもえるかはわかりませんが。。

こういう人達は常識というものが無い。そして労基と言えば何でも有利になると思っている。

顧客の帰りに夜の食事の買い出し

社外に出ている間は買い物したり自宅に帰ったりしてもバレない。そう思っている人は結構いると思う。

しかしある日、両手に買い物袋を抱えて彼女は帰ってきた。

ブラック
〇〇のスーパーの前通ったら、安かったから一杯買っちゃった。
上司
あの、今は就業時間内ですけど。。
ブラック
え~、買い物しちゃいけないの?知らなかったぁ。

悪びれる様子は全くない。

ある程度の規模の企業で働いた経験がないと、社会の常識、会社の常識が理解できていないのだろう。

何でもできますは何にもできないということ

面接での出来事。

「何でもできます。」という人に限って何にもできない事実。

本当にできるのであれば、具体的に何ができるかを語るだろう。

そのような人には何を聞いても良い返事が返ってくる。

面接官
パソコンは使えますか?
ブラック
はい!、家にありますから。

家にあるかを聞いているのではない、パソコンが使えるかを聞いているのだ。

実際、彼女は会社のパソコンを開くことは一度もなかった。

きっと主人のパソコンが家にあるのだろう。

運転には自信があるペーパードライバー

ブラック
運転には自信があります。

という人に限ってペーパードライバーであることが多い。

そして、単にドライブ好きであったり、自家用車はあちらこちらにぶつけた痕があったりするほど運転が下手だ。

そのような嘘を簡単につくような人は、大抵いろいろな面で業務に影響を及ぼす。

ある彼女は、3回も同じ道を教えても覚えれず、まだ自信がないから一緒に行って下さいといい、何時まで経っても1人で行動しようとしない。

それでも、給料のアップを申し出たり、入社してすぐのボーナス月にボーナスを何故もらえないのか?と上司にかけあったり、お金に関することだけは積極的だ。

とにかく職場の中では吠えまくる。

次第に職場の雰囲気もしらけムードになり、他の人も職場にいるのが苦痛だといいはじめる。

私は会社に貢献しています

彼女の食事は、夏になるとゼリーだけ。

そして、暑くなるとすぐに夏バテして点滴に通う毎年の夏。

冬は寒いからと、すぐに風邪をひいて熱が出たと頻繁に休む毎年の冬。

人間なので風邪もひくし夏バテもするが毎年のこと。進歩はないのか?と思う。

夏と冬は半月の大連休。

挙句には、夏と冬になると顧客先に行かないで良いように、顧客との契約を無断で打ち切ってくる始末。

それでも、毎年給与や賞与のアップを希望する。

ブラック
私は会社に貢献しています。

と言うので、

上司
会社の売上げには貢献できていませんが、他にどこ貢献していますか?

と聞いてみたところ回答はなし。

ブラック
私は会社に貢献しています。

が、口癖の人であった。

雇用契約は会社と個人の民事契約である。

会社の法令遵守はもとより、誠実に業務をこなし売上げを上げてゆくことで会社は成長し、給与の上昇や賞与の上昇に繋がる。

今の時代、人手不足で求人倍率が高くなっているが、このようなブラック社員が非常に多く定着しないこともひとつの要因ではないだろうか。

今日の学び

「中小企業の中途採用で面接にくる8割はブラックである。」



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