旅行代理店での予約と、ホテルの直接予約とどちらを利用する人が多いのだろうか。
通常、旅行代理店のプランは1月頃に新しパンフレットが発表される。その時期にホテルの新年度のプランが出るからだ。
旅行代理店のプランを見ると、料金は格安で、旅行代理店オリジナルオプションが付いているのでとてもお得に見える。航空券と宿泊がセットになっているプランもある。
しかし、最近のホテルはインターネットサイトからの直接予約に力を入れていおり、ホテル予約のみのオリジナルオプションが用意されていることが多い。
ホテル直接予約と旅行代理店予約で分かれる旅行の質
計画する旅行が、旅行代理店プランで決まっている日数にはまり、部屋タイプはツインで、オプションがニーズに合えば割安となるだろう。しかし、宿泊日数や、部屋タイプが異なってくるとホテル直接予約とあまり違わないか、ホテル予約の方がオリジナルのオプションが付いてお得だったりもする。
旅行代理店のプランの落とし穴
これは実際に私が沖縄に旅行した時に経験したことであるが、ホテル、時期、部屋、旅行日数などの条件はすべて同じで、1年目は旅行代理店を利用して予約し、2年目はホテルへ直接予約を行ったことがある。4泊5日の行程であったが、両者の予約には表に見えない1つの大きな違いがあった。
インターネットが普及した今、どちらで予約するにしてもホテルの公式サイトを見て部屋などを雰囲気やサービス内容を確認することだろう。
私も公式サイトで確認したところ、このホテルでは3泊以上をロングステイと呼び、ロングステイ対象の特典があった。当然、4泊5日なのでロングステイになると考えていたのだが、ここに落とし穴があったのだ。
旅行代理店は決められたプランしか売っていない
1年目の旅行代理店で予約したプランには、「○○様のご旅行プラン4泊5日」の表面上は4泊5日となってはいたが、ロングステイの特典は付かず説明もなかった。なぜなら、そもそも旅行代理店のパンフレット上には2泊3日のプランしかなかったからだ。
つまり、パンフレット上の2泊3日プランを2つ組合わせて表面上4泊5日として手配した旅行プランだった。ホテルから見るとこのプランは、2泊3日でチェックアウト、またチェックインして2泊3日するという扱いになり、事務手続き上は同姓同名の人が偶然に続けて泊まったということになるのだ。
この旅行ではないが、同じように2泊3日をふたつ組み合わせて4泊5日にしたところ、2泊3日のチェックアウト時間になるとカードキーが無効になり部屋に戻れなくなったこともある。
旅行代理店はパンフレットに無いプランは売れないということだ。
トータル金額で考えるとあまり変わらない
話は戻るが、ロングステイ特典のあるなしで旅行のトータル費用は大きく変わった。
ロングステイの特典には、
- クラブサービスが使える
- クラブラウンジが使える
- マリンメニューの一部が無料や格安になる
- 朝食&ランチが無料になる
- アフタヌーンティーが無料になる
- 温泉が無料で使える
などがあり、特に食事が含まれていたので、トータル費用が1人あたり1日1万円程度が安くなる計算になる。
旅行代理店のプランを使えば安くなると勘違いしていた1年目の旅行と、ホテルに直接予約した2年目の旅行のトータル金額は、ホテル直接予約の方が安くなるという結果になった。
ホテル特典と比較すると魅力的でない旅行代理店の特典
旅行代理店の旅行代金はパック旅行として安く提示されるのでお得感があり、さらに旅行代理店特典が付くので、さらにお得に見えてしまう。
旅行代理店の特典は、
- 旅行代理店が提供するラウンジでケーキ食べ放題
- 観光名所で利用できるお得なクーポン券
- 観光案内雑誌が無料
であった。
しかし、ホテルのロングステイ特典だとアフタヌーンティが付いているのでケーキ食べ放題を使うことがないし、レンタカーを借りると観光名所のクーポン券が付いているなど、お得に見えるが使うことがない特典だということに気がついたのだ。
トラブルが少ないホテル直接予約
旅行代理店経由とホテル直接ではどちらが得なのかをホテルスタッフにも聞いてみた。
ホテル側がお客さまの希望を把握できない
旅行代理店を経由するプランでは、旅行代理店のプランの組合わせとなるので、ホテル独自の特典は付かないことを知らされずにトラブルになるということが多いという。
このプランが相違する時の交渉も、お客さま→旅行代理店→ホテルというルートなるため、ホテル側がお客さまの求める希望サービスを把握できないので時間もかかる。
これがホテル直接予約であれば、ご希望に沿うプランの提案や、ホテルの特典などを直接お客さまとお話しすることができるが、旅行代理店経由になるとホテルの意向がうまく伝わっていないことも多々あるということだった。
トラブルが発生しても解決には相当な時間を要する
レンタカー手配などでもホテル予約であればすぐに現地対応できるが、旅行代理店プランであれば手配ミスが発生した場合は、自分で旅行会社とやりとりをしないといけなくなる。旅行代理店はレンタカー会社と調整するので時間を要することになる。
また、旅行代理店の窓口は、24時間対応してくれないので、営業時間外は翌営業日の対応になる。時に担当者が休暇をとっている可能性もあり、こちらも手配した者が対応できないので時間を要することになる。
見えないところでメリットが大きいホテル直接予約
「ホテル手配では、お客さまのニーズにより最適なプランをご案内するので、トータル金額で考えて頂くと、ほぼ同等か、ホテル手配の方がメリットが大きいことがあります。もし、トラブルがあってもすぐ柔軟に対応できるのはホテルへの直接予約です。」
とあっさり言われて納得してしまった。
これが、私が2年目以降の旅行をすべてホテル直接予約することになった理由である。
トラブルが多い旅行代理店のプラン
ハイヤーが現れず旅行行程に影響
旅行代理店経由で手配した1年目の旅行プランでは、他のトラブルも経験した。
ホテルの送迎と観光のためにハイヤーを手配してあり、毎日同じ運転手の人が来てくれることになっていた。
初日は沖縄空港からホテルに送ってもらい翌日朝8時から観光の予定だ。しかし翌日8時になってもハイヤーが来ていない。
焦って旅行代理店に電話するのだが、「ただいまの時間は営業時間外です、10時に営業開始です」とアナウンスが流れて電話も繋がらない。
旅先でこれではシャレにならない。
カンカン照りの中、2時間程待つとハイヤーが現れた。
宿泊していないホテルへの配車指示書
事情を聴くと、「旅行代理店からの指示書が宿泊ホテルから1時間ほどかかる北に位置するホテルになっていたので8時からそちらで待機していたが、昨日お送りしたホテルと違うので間違いではないかと思い戻って来た。」と言う。
旅行代理店の配車指示書を見せてもらうと、確かに北に位置するホテルの名前がある。だが今回の旅行ではそのホテルに宿泊する予定はなかった。
結局、運転手さんの機転でハイヤーに乗ることができたが2時間のロス。その後の行程も大幅に変更を余儀なくされたが、運転手さんが不憫に思ってくれて予定外の周れる場所を案内してくれた。
旅行代理店にクレーム入れても時間は戻らない
10時になり、やっと旅行代理店と連絡がとれるが配車指示書のホテルがなぜ違っていたのかはわからずじまい。こちらは旅行先にいるため、トラブルが発生した時には即座に連絡が取れないとすべての計画に影響が出るとクレームを入れる。
だが、このトラブルもホテルから手配してもらっていれば、カンカン照りの中を待たされることはなく。ゆっくりトロピカルジュースでも飲みながら待っていたことだろう。というか、手配ミス自体がなかっただろうと思う。
私が経験したトラブルは旅行代理店のハイヤー指示ミスであったが、レンタカー手配できていない、行く先の予約がとれていないなど、様々なトラブルが多いことを運転手さんが教えてくれた。
おすすめは断然ホテル直接予約だ
ホテル直接予約は見えないところで特典がいっぱい
ホテルのクラブフロアーに宿泊すれば、専任スタッフが常駐するので手配の一切をお願いできる。
最近のホテルでは、オリジナルポイントに力を入れているが、オリジナルポイントついては、旅行代理店経由の場合付与されない。そしてオリジナルポイントはマイルへの交換も可能だ。オリジナルのポイントが溜まると、部屋のアップグレード、レイトチェックアウトなどのVIP特典が付くホテルがある。
宿泊料金が円高により予定より安くなる
外資系のホテルでは、為替相場で料金変動があるので、宿泊料金が安くなる時は最適なプランに自動で変更してもらえる。また、リピーター割引制度というものがあるホテルがある。これは、直接予約してリピーター滞在した規定回数で獲得できる。ホテルで利用したサービスのすべてが10%が自動でディスカウントされる。グループ10%割引ではなく1人10%割引なので、合計金額からは30%割引きだ。
旅行プランの料金だけを見ると損をしている
旅行代理店のプランで、様々なトラブルを覚悟の上で安価だけを追及して予約するか、ホテル直接予約で、ホテル独自サービスを受け、旅行をアップグレードし、その後の旅行にもメリットがある方を選ぶかをよく考える必要がある。