今年の9月にAppleから登場したiPhone8 とiPhone8 Plus。更に10月には10周年モデルとしてiPhone X が加わることになる。
購入にあたり、iPhone8 か、iPhone8 Plusか、更にはiPhone Xにするかということが悩み所であるが、iPhone8 PlusとiPhone Xは画面サイズとホームボタンの有無以外の仕様についてはほぼ同じである。また、CPUは共に、A11 Bionicを内蔵し、iphone 7のA10に比べて30%高速化している。
iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X の新機能を比較してみよう。
iPhone8、iPhone8 Plus、iPhone X の新機能
ワイヤレス充電
iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X はワイヤレス充電に対応しており、Qi技術を用いて充電パッドの上に乗せるだけで充電ができるので、わざわざコードを繋げる手間が無くなる。背面がガラス張り仕様になったのはこのためだ。しかし、標準で付属している充電器はLightningコネクタを使ったものであり、ワイヤレス充電マットは別売りとなっている。
とりあえず、「ワイヤレス充電も出来ますよ。」といったところか。
iphoneにカバーを付けて使用する場合はカバーを付けていてワイヤレス充電ができるかどうかはチェックしないといけない。
iPhone8/8 Plusにケースを付けても、金属製でなく、厚さが3mm以内なら、ワイヤレス充電も使用可能だ。
表裏ガラス張りのデザイン
カラーバリエーションは3色。スペースグレー、シルバー、ゴールドである。
一番の人気色はスペースグレーである。シルバーは白っぽく、ゴールドはピンクぽい。iphone5Sの時のゴールドとは全く違う色だ。
見た目はiPhone7と変わらないが、表裏がガラス張りの仕様になっている。またフレームは航空宇宙産業で使われているものと同じアルミニウム製である。
Appleはこのガラスについて、「これまでスマートフォンに採用されたものの中で最も耐久性のあるガラス」と、強度の高さをアピールしている。しかし、引っ張られる力には弱いとの情報もあるので、背面にフックを直接貼り付けて使う人は注意されたい。
iPhone8/8 Plusの背面ガラスを損傷してしまった場合、「その他の損傷」として、Apple Care+に加入していない場合、iPhone8なら38,800円、iPhone8 Plusなら43,800円の修理代金(Apple Care+加入の場合は11,800円)が必要になる。
True Toneを搭載した、新しいRetina HDディスプレイ
今回のRetina HDディスプレイはTrue Toneを搭載している。True Toneとは、周囲の光に合わせてホワイトバランスを自動で調整してくれる機能だ。極端に明るい場所や、暗い場所にいっても自動で見やすいように調整してくれるので目の疲れも軽減してくれる。また、業界中最も正確な色を映し出せる広色域と色精度を持っている。
ディスプレイサイズは、iPhone8は4.7インチ、iPhone8Plusは5.5インチ、iPhone Xは5.8インチである。
新しいカメラセンサーを搭載した12メガピクセルのカメラ。
iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X は12メガピクセルのカメラを搭載している。iPhone7のカメラも12メガピクセルなのだがカメラセンサーがより大きくより速くなっており、カラーフィルタも新しい。
iPhone8はシングルレンズ、iPhone8PlusとiPhoneXはデュアルレンズになっている。
iPhone8 | iPhone8 Plus | iPhoneX |
12MPカメラ | 12MP広角カメラと
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ƒ/1.8の開口部 | 広角:ƒ/1.8の開口部 望遠:ƒ/2.8の開口部 |
広角:ƒ/1.8の開口部 望遠:ƒ/2.4の開口部 |
最大5倍のデジタルズーム |
最大10倍の |
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写真とLive Photosの |
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クアッドLED True Toneフラッシュと |
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ー | ポートレートモード | |
ー | ポートレートライティング |
新ポートレートモード(8 PlusおよびX)
これはデュアルレンズを持っているPlusとXの機能だが、一眼レフカメラで撮ったような写真が取れるポートレートモードがさらに進化している。自然により背面をボカしさらに前景をシャープに出来るようになっている。
ポートレートライティング機能(8 PlusおよびX)
スタジオ品質の照明を自動で当ててくれるポートレートライティング機能が追加されている。これは撮った人物画などの写真を、機械学習を用いて分析し、スタジオ品質の照明エフェクトを自動で当ててくれる機能だ。写真写りをより良くすることができる。
4Kとスローモーションの動画撮影のバリエーションが豊富に
iPhone7も4K動画を撮影できるが30fpsしかなかったが、iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X は、24fps/30fps/60fpsのどれかを選択できる。また、スローモーション撮影もFull HDで120fpsと240fpsのいずれかを撮影できるようになっている。
しかし、4K動画撮影においてはバッテリーの減少と発熱が著しく、ファイル容量も1分で400M程度になる。
iPhone8 | iPhone8 Plus | iPhoneX |
4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
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1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) | ||
ビデオの光学式手ぶれ補正 | ||
最大3倍のデジタルズーム | 光学ズーム、最大6倍のデジタルズーム | |
1080p(120fpsまたは240fps) |
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手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ |
iPhone7より最大70%+25%も高速化したA11 Bionicを内蔵
A11 Bionicは、4つの効率コアと2つの性能コアの計6コアを持っている。性能コアはiphone7 のA10 Fusionよりも最大70%高速化し、効率コアも最大25%高速化されている。さらに、A11 Bionicは、MacBook Pro 13インチ 2017年モデルに搭載されているIntel Core i5を凌駕する性能とも言われる。また、GPUはアップルの独自でデザインされたものが搭載されており、A10に比べて30%高速化しているが電力消費はA10の1/2である。
30分で最大50%充電できるようになったバッテリー
iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X は、充電スピードが向上し、たった30分で最大50%も充電できるようになっている。
しかし、標準で付属しているLightningコネクタを使った充電や、別売りのワイヤレス充電マットは急速充電には対応しておらず、MacBook用のACアダプタ+ケーブルで充電した場合に30分で最大50%まで充電が可能である。
より高速な通信が可能に
iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X のLTEは、バンド42に対応したことで最大800Mbpsの速度まで出すことが可能になっている。ちなみにiPhone7のLTEは最大450Mbps。つまり350Mbps最大値が向上している。またBluetoothが4.2から5.0にアップデートしている。
iPhone7よりも音が大きくなったステレオスピーカー
iPhone7からスピーカーがステレオになったが、iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X もステレオになっている。ただ、新iPhoneシリーズは、7シリーズよりも25%音が大きくなった。
拡張現実(AR)のための機能を強化
AR用のカメラキャリブレーター、新しいジャイロセンサーとアクセレータ、精度の高いモーショントラッキングを搭載した。
こうして新機能を見てみると、iPhone8 、iPhone8 Plus、iPhone X は近い機能と性能を持っているのがわかる。
まとめ
「iphoneXの機能である、顔認識「Face ID」、TrueDepthカメラ、5.8インチのSuper Retinaディスプレイに拘らなければ、iPhone8シリーズがお勧め。」