ストロークメーカー NEO イエローの穴の配列が変わる

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南国気分

競泳の練習で使うパドル ストロークメーカー NEO

ストロークメーカーとは、水のキャッチもプッシュも丁寧にでき、それによりローリングやリカバリーもきれいになり、体幹の筋肉を鍛えることができる、ということで競泳選手が練習に使っているパドルだ。

ストロークメーカー NEOは素材が変更されたストロークメーカーの後継製品になる。

ストロークメーカー NEOのラインナップ

ストロークメーカー NEOには、

#0(パープル):ジュニアサイズ 小学生用(H15cm×W14cm)

#05(オレンジ):高学年~中学生スイマー(H17cm×W16cm)

#1(ライトブルー):中学生以上/成人スイマー用(H19cm×W18cm)

#2(イエロー):中学・高校生以上の競技レベルスイマー用(H21cm×W20cm)

#3(レッド):競技レベルスイマー用(H22cm×W21cm)

#4(パープル):競技レベルスイマー用(H23cm×W22cm)

の5つのサイズがある。

#0から#1までの穴の配列はほぼ同じで、手の大きさにより適切なサイズを選ぶ。

ストロークメーカー NEOの使い方

  • Rは右用、Lは左用でそれぞれのパドル表面の小指側に一列に配列された穴の上に小指をあわせる。
  • 手首にあたるところと、中指にあたる列にチューブをとりつける。
  • 手首のチューブを使わないで、中指のチューブだけつけて泳ぐと、手を後ろまでプッシュする練習になる。
  • 筋力強化を目的にする場合は、1サイズ大きめを選べば良い。

イエローのストロークメーカー NEOの配列が変わった

今まではライトブルーの#1ストロークメーカー NEOを使っていたが、手のサイズが大きくなったので、1サイズ大きいイエローの#2ストロークメーカー NEOに変えることにした。

ストロークメーカー NEO イエローを購入したところ、穴の配列が違う製品が届いた。製品はストロークメーカーで間違いない。不思議に思い、ネットの通販を見ていると、同じ製品でありながらイエローの#2ストロークメーカー NEOは、穴の位置が違う2種類が存在することがわかる。

1つは、一番上の配列から3、2と開いているタイプ(a)

もう1つは、一番上の配列から2、3、4と開いているタイプ(b)

ストロークメーカー

(a) (b)

ストロークメーカー

輸入しているソルテックスイムのページにも商品ページは(b)、カタログページには(a)の2タイプがあり困惑してしまう。

直接ソルテックスイムに聞いてみた所、

当初は(a)タイプであったが、その後、製造元により(b)タイプに変更された。初めのタイプと穴の位置が違うとのクレームがあり、製造元へ同じモデルで穴の位置を変えないように申し入れたのだが、現在は(b)タイプのものしか製造されておらず、今後も(a)タイプへの変更はないであろうとのこと。

配列による泳ぎの違いはあるのか

配列による泳ぎの違いを確かめるため、(a)と(b)の#2ストロークメーカー NEOを購入してみる。(a)タイプはネット通販に何件も問い合わせした所、1店舗のみ1つだけ在庫があった。

実際に、(a)と(b)のストロークメーカー NEOで泳いでみると、明らかに違いがあることがわかる。

(a)のタイプは、ライトブルー#1までのものと同じようにストロークできる。

(b)のタイプは、入水~キャッチの時に水がうまく抜けずに指先が下向きに入っていきにくく重たい感じがする。

競技レベルスイマー用としての変更か

当初の製品説明では、穴の位置と数は、スカーリングキャッチがうまくできるよう綿密に計算されているとあった。

レッド#3のストロークメーカー NEOは、穴の配列が(b)と同様なので、イエロー#2も競技レベルスイマー用ということで(b)タイプの配列になったのだろうか。

ネット通販の商品ページには、イエロー#3(a)タイプの写真が多く見受けられるが、(a)タイプの在庫はほぼ無く、届く商品は(b)タイプになるそうだ。

イエロー#3の購入を考えている方は、(b)タイプでは、ライトブルー#2のスカーリングキャッチとは違う感覚になるので気をつけた方が良いかもしれない。

まとめ

「新イエロー#3は、ローリングやリカバリーをマスターした競技レベルスイマー用として考えた方が良い。」

コメント

  1. アムザール より:

    とても分かりやすい説明ありがとうございます。

    参考にさせていただきます。

  2. アムザール より:

    早速の回答ありがとうございます。
    とても参考になります。
    実は現在海外に住んでいてこのパドルはこちらで販売してないので試すに試せないのです。
    もう一つ質問ですが、以前の緑と比べて水色の新モデルは重くなって質感変わったというのを売りにしていますが、トレーニングの機材としてやはり新しい水色の新商品のほうが優れていると感じる部分はありますか?
    それともそれほど変わりはないのでしょうか?

    • みのり より:

      個人的な感想になりますが、
      水色モデルは、従来モデルよりもプラスティック素材の強度&重みも増したことで使いやすくなったと思います。
      キャッチ時のしなりも少なくなったと感じ、表面もレザー風な凹凸があるので手にしっくりきます。

      穴の位置や、パドルの大きさ、形状も今までのものと変わりありませんので、水色のモデルの方が優れていると思います。

  3. アムザール より:

    以前、緑を使ってまして無くしたので再購入を考えたら色が変わってました。
    ワンサイズ上の黄色も考えてましたが、お話聞いてちょっと不安も。
    実際、本当に競技者向けになったんですかね?

    2つ購入されてトレーニングには最終的にどちらを使ってるんでしょう?

    • みのり より:

      アムザールさん、こんにちは。

      従来型のイエローは、スイマー用のライトブルーと配置が同じなので水を押す時の感覚も同じで違和感はありません。しかし、2cm程サイズが大きくなることで、結構な負荷を感じます。

      新型のイエローは、ライトブルーと同じ感覚で使うと水を押す時に横に流れる感覚があります。これは自身の筋力の問題だと思います。
      ストロークと筋力をしっかり身に着けてから負荷を強くする目的で使うのであれば問題ないと思いますが、まだストロークがしっかり身についていない状態で使うとフォームが崩れるかもと思いました。

      このパドルは4泳法すべての練習で使うことができるので重宝しているのですが、イエローは大きくバラフライで使うと水面にあたってしまいフォームが崩れます。
      結局、トレーニングにはライトブルーを使うことが多く、少し負荷をかけてクロールの練習をやりたいときにだけ、従来型のイエローを使っています。
      周りの選手を見てもイエロー以上のモデルを使っている選手は見かけません。

      ご参考になれば。