インフルエンザで熱が出てもすぐに病院へ行ってはいけない

南国気分

今年は1月下旬がインフルエンザ感染のピークだったようだ。最近は予防注射をするようにしているので感染しなくなったが、毎年のようにインフルエンザに感染していた時期があったので、症状を診るとインフルエンザに感染したのかどうかが、なんとなく判るようになった。

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熱が上がってすぐに夜間救急へ

私が15年程前にインフルエンザにかかった時、夜中に40℃の熱に耐え切れずに夜間救急の門を叩いたのを覚えている。

夫

これはきっとインフルエンザだよ。もう辛いから病院行ってくるよ。

嫁

何言ってるの朝まで寝ときなさい。

と言って、かみさんは相手にしてくれない。

夫

いや、もうダメだ。耐えられない。今から病院に行ってくる。

深夜1時、ひとりでタクシーに乗ると病院へ向かった。夜間救急でインフルエンザ検査キットで検査し、処方された薬をもらって帰った。もうフラフラだ。

夫

薬をもらってきたよ。これ飲めば楽になるだろう。

嫁

あんた、これ、クラビットじゃない。これは、ただの抗生剤よ。(笑)

薬のことに詳しくない私には、クラビットと言われてもわからない。

夫

いや、ちゃんと診てもらったから、インフルエンザの薬だろ?

嫁

クラビットはインフルエンザの薬じゃないの、風邪の時に処方される抗生剤。さっ、わかったら朝まで寝ときなさい。

夫

死ぬ思いで病院に行ったんだよ~。薬もらったんだよ~。寝ときなさいって何だよ!

嫁

言ってなかったっけ?インフルエンザは熱が出ても時間が経たってから検査しないと陽性反応が出ないの。だから、朝まで寝て病院行けばちょうど反応が出る時間だと思うよ。

夫

おいおい、そんなことは病院行く前に教えてくれよ。

嫁

もし反応が出たらラッキーと思ってね(笑)まあ、朝起きてからもう一度病院行きなさいね。そしたらインフルエンザの薬くれると思うから。

夫

・・・

そして、あくる日の朝に病院へ行くとインフルエンザのA型反応が出た。やはり昨晩は、熱が出初めてすぐだったから反応が出なかったのだ。

でも、反応は出なくても早めにインフルエンザの薬を服用すれば症状は改善してゆく。

「インフルエンザだと思います。」と私も言ったし、医師も症状からわかっていたはずなので、抗生剤ではなくインフルエンザの薬を処方してくれれば半日は早く楽になっただろう。

だが、この経験で反応が出ないうちに早く受診しても、医師に相手にされないことを学習した。

子供がインフルエンザに感染する

2月のある日、夜になって子供が熱があると言う。状況を見守っていると、あっと言う間に熱が40℃まで上がった。予防注射はうっているのだが、この症状はインフルエンザに間違いない。とりあえず朝まで様子をみようと諭す。

朝になっても熱が下がらない、もう確実にインフルエンザの反応が出るころだろう。まだ朝の7時、病院が開いたらすぐに連れて行かねばと思っていた所に40℃の子供が大声で叫びながらやってくる。

子供
子供

おいおやじ、息子が夜中から40℃の熱があるのにまだ寝てるんか!

父

あらま、高熱で相当荒れている。

子供
子供

子供がしんどいのに早く病院に連れて行かんとはどういうことじゃい!

父

あのね~、病院は9時からだからね~。もう少ししたら病院に行くよ~。

子供
子供

あっ、そう。

父

よかった。熱でボーっとしてるから変に聞き分けが良い。

9時に病院に連れて行き、「インフルエンザに感染したようだ。」と伝えるが、そのまま待合室で待たされる。

あれ、隔離されないんだ。

診察すると、すぐにA型の反応が出た。反応が出た途端に別室に親子2人で隔離される。病院からは早く帰ってくれ状態のおかげで、別室で清算も終えて帰宅することができた。

処方された薬は、1度の服用でウイルスの増殖を抑えるという新薬「ゾフルーザ」だった。

インフルエンザ治療薬は原則処方しない

わが家がインフルエンザで大変な最中、新聞のある記事に目が留まる。

インフル薬「出しません」
救急外来、普段健康なら検査せず 他の重症患者を優先

猛威をふるうインフルエンザ。感染を疑い夜間・休日に救急外来を受診する人も少なくないが、高齢者など重症化するリスクが高い人を除き「インフルエンザ治療薬は原則処方しない」とする病院が増えている。感染の有無などを調べる迅速検査を行わない救急外来もある。不要不急の受診をできるだけ控えてもらい、ほかの重症患者の治療を優先させるためだ。

                                 2019/2/11付
                             日本経済新聞 朝刊

最近では、救急外来を受診するインフルエンザ患者に対して、綿棒で鼻水を採取して調べる迅速検査や治療薬の処方は、普段健康な人には原則行わないとする病院が増えている。

どうやら15年前とは状況が変わったようだ。

65歳以上の高齢者や5歳未満の子供や心臓病などの基礎疾患がある人は重症化リスクが高いとして治療薬の処方を推奨するが、該当しない人には処方しないこともあるという。

インフルエンザに感染する患者数が昨年の1.5倍など増加傾向であり、高齢化する患者や医師不足などにより医療機関のキャパをオーバーしているのである。

まとめ

インフルエンザ検査キットでは、感染して間もなくだと陽性反応がでないこともある。発症後、6時間以上から12時間以内で受診するのが良さそうだ。

また、「タミフル」「リレンザ」などの治療薬は発熱などの症状を緩和してくれるが、発症から48時間以内に服用しないと効果は期待できない。

患者にとって、治療薬を服用するのとしないのとでは辛さの度合いが全く違う。インフルエンザ発症初期に感染しているかどうかを診断するのは難しいが、普段健康な人は症状を見極めて平日に受診、休日は当番医に受診すれば治療薬を処方してもらえるだろう。

普段健康な人は、辛くても救急外来には行かず夜が明けるまで辛抱した方がよい。一番しんどい時期に2回も病院に行くことだけは避けるべきである。

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